「常に成長し続けていたい！」
あらゆるチャレンジを重ね、色とりどりのキャリアを築く
倉田由香さん
製造業向け解析ソフト販売導入企業
キャリアチェンジの過程でソフトを使う側から作る側へと徐々に移行し、現職では製造業向けに解析ソフトを導入し課題解決を図っています。
あらゆる人との調和を大切に、楽しくかつ効率的にプロジェクトを進行していきたいと考えている倉田さんです。
倉田さんのコメント動画はこちら↓
人の縁に恵まれながら、作り手と使い手を繋ぐ人材へ。
大学時代はバイオテクノロジーを専攻。
就職氷河期真っ只中に社会人としてのスタートを切るも、複数回の転職を余儀なくされました。
その後に就職した企業で解析ソフトを使用する業務に携わり、現在の仕事に繋がるきっかけに出会います。
途中、ライフステージの変化やリーマンショックを契機にブランクを挟みつつも、その後も複数の企業でキャリアを積み重ねていきます。
倉田さんのキャリアチェンジのプロセスには、とても特徴的な点がふたつあります。
ひとつは、「ソフトを使うクライアントの立場」→「クライアント先へ常駐する立場」→「ソフトを作る立場」と、徐々に立ち位置が変遷しているということ。
あらゆる立ち位置を経験したことで、作る人と使う人を繋ぐ稀有な人材となりました。
もうひとつは、人間関係に恵まれて次のキャリアへ繋がっているということ。
前職・現職と、かつての職場で縁のあった方から声を掛けられたことをきっかけに次のステージに進んでいる倉田さん。
「常に成長していたいという思いがあります。『今の自分は、どうかな…』と感じたら、変化のタイミングかもしれない。」
そう話す倉田さんが順調にステップを重ねているのは、いつでも倉田さんのその姿を見守る人の縁があるからなのかもしれません。
あらゆる人との調和を大切に、
楽しく効率的にプロジェクトを進めていく
前職時代には、お客さま先に常駐して様々な問題解決に当たる役割を担っていた倉田さん。
必然的に、PMの仕事に近い働きをするようになっていきました。
元来物事を順序立てて進行することを好む倉田さんにとって、プロジェクトマネジメントの考え方は相性がよかったよう。
持ち前の調整力と朗らかな笑顔で、数々のプロジェクトを成功に導いていきます。
そうはいっても、最初から上手にはできませんでした。
チームの関係を取り持とうと奮闘して結果的に溝を深めてしまったり、メンバーに動いてもらおうとついヒステリックな言い方をしてしまったりと、苦い経験も…。
これらを活かし、今はそれぞれの裁量を認めながら、声掛けにも気を配って働きかけるようにしています。
倉田さんのマネジメントは、自らが率先して動くことで示す、いわばプレイングマネージャーのようなスタイル。
振り返ると、中学時代にそのルーツがありそうです。
所属していたバスケ部は弱小チームでしたが、倉田さんは副キャプテンとしてチームを盛り立て、メンバーも奮起し、3年次には地区大会優勝という快挙を成し遂げました。
思い出深いのは、前職時代のプロジェクト。
「想定よりも大掛かりなものとなり、多くのメンバーを巻き込むプロジェクトになりました。みんな同じ温度感で手探りで進めていくことができ、終始『楽しい！』と感じるものでした。」
PMP資格は取得したばかり。
今後はPMIでの学びも糧に、あらゆる人との調和を大切に、楽しく、かつ効果的に、様々なプロジェクトを進めていきたいと考えている倉田さんです。
成長を求め、とどまることなくあらゆるチャレンジを重ねていく
趣味は、書道とフラメンコ（※インタビュー当時 フラメンコは休止中）。
特に子どもの頃から続けている書道は、師範資格を所持するほどの腕前！
満足いく作品を書き上げるまで没頭したり、汗をかきながら踊りに熱中している時間、倉田さんは無心になることができると言います。
最近、新しいソフトの主幹業務に携わることになった倉田さん。
業務上で活用できそうな統計学の勉強にチャレンジしたいと考えています。
けれど、倉田さんの「チャレンジ」はこれだけではありません。
転職をきっかけに地方都市から上京した倉田さん、「東京に来るからには、何かを学びたいと考えていた」と語ります。
コロナ禍で出張等が減った機会に思い切って足を踏み入れた学びの世界は、大学院。
仕事の領域とは異なる専攻で学びを重ね、2023年春に無事修了予定。
この学びを活かし、視野を広く、更に人生の可能性を拡張していきます。
また、ゆくゆくは副業にもチャレンジしたいと考えているのだとか。
「何をやるのかは…これから考えます！」倉田さんは、そう話して微笑みます。
常に成長を求め、とどまることなくチャレンジを続ける倉田さん。
持ち前のガッツと軽やかなフットワークを活かし、人と人とを繋ぎながら、巻き込みながら、今日も朗らかな笑顔を浮かべます。
ライター：みねせりか グラフィックレコーディング：岸智子 インタビュアー：浦田有佳里