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紙の三角形
石井友美子さん

行く先はいつも、
つながりと好奇心で切り拓く!

石井友美子さん

株式会社パスコ 
Project Manager

音楽畑からITエンジニア、そして、プロジェクトマネジャーへ
二児の母でもある石井さんは社会人大学院で学んだり、PMI日本支部の研究会で活発な活動をしたり、
仕事、家庭、サードプレイスを行き来する。そんな素敵な石井さんにプロジェクトマネジャーとして大切にしていることをお聞きしました。

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音楽畑からIT業界へ!偶然の出会いで生まれた、新しい道

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「学生の頃は音楽家を目指していました」「IT業界に入ったのは、たまたまなんです」と、笑顔で話す石井さん。
小学校からバイオリンを始め、高校・大学と音楽学部に所属し、音楽家になることを夢見ていました。
しかし、音楽を仕事にする難しさを感じ、趣味として続けようと心を決めます。事務職としてインターンに参加したIT企業で、「IT、向いているかもよ」と声をかけられたことをきっかけに、適性試験を受けてみることに。翌年、SEとしての石井さんの生活が始まりました。

音楽畑を進んできた石井さんにとって、ITの仕事はとても新鮮で、楽しいものでした。しかし、実際に働く中で自分の勉強不足に気づき、引っかかりを感じたと言います。会社の理解を得て、働きながら夜間で産業技術大学院に通い、2年間ITに関する学びを深めました。

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お客様とも、チームメンバーとも、関係性を大切に

当時担当していた仕事は、お客様と直接接する機会があまりありませんでした。次第に、もっとお客様と近い距離で働きたいという思いを抱くようになり、また、大学院で勉強したGISに興味を持ったこともあり転職を決意。現在の会社 に入社しました。
エリアマーケティングや公共案件を経験したのち、現在は鉄道関係の業務で、システムの設計やマネジメントに従事しています。転職時の望み通り、ユーザーの声を聴きながら仕様を決定していくなど、お客様の存在を感じながら働けるようになったそうです。

徐々にプロジェクトのリーダーを任されるようになった石井さん。長期間に渡るプロジェクトを担当した際のことを思い起こし、こう語ります。
「お客様との関係性もよく、完成したシステムも喜んでいただけたので、本当にやってよかったと感じました」

お客様だけではなく、チームメンバーとの関係性も大切に考えています。
現在はリモートでの仕事が増えているため、メンバーとのコミュニケーションは、以前よりも意識的に頻繁に行うようにしています。困りごとを抱えていないかどうかの声掛けも怠りません。また、リモートワークで新しく一緒に仕事をするようになったメンバーに対しては、特に多めに声をかけて、相互理解を深めていくよう気を配っています。

PMとして、プロジェクトに関する知識を広く深く持っているに越したことはない…とはいえ、全てを網羅しておくことはできません。わからないことや困った場面に直面したときには、知識や経験のある人に訊ね、協力しあって解決する場面も多いそう。
「みんなに助けてもらいながら、仕事をしています。日頃から、周りの方とはたくさんお話をするようにしています」

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「あの人になら相談できる」と信頼される人へ

「あの人になら相談できる」と信頼される人へ

大学まで音楽家を目指していた石井さん。社会人になってからはアマチュアオーケストラに所属し音楽を続けていましたが、子どもが生まれてからは、演奏活動をお休みされているそう。
優先順位が変わり、今は子どもとの時間や、PMIでの活動に力を注ぎたいと考えています。

仕事で培った調整力をプライベートでもいかんなく発揮し、パートナーとの家事分担などもしっかり整えています。
「子育ては試行錯誤の連続」と言いながらも、石井さんは帰ってから寝るまでや休日は子どもとの時間と考えて、一緒に過ごす時間を大切にしています。
「仕事柄、電車のことに詳しくなるのですが、子どもも電車が大好きで…。共通の話題もあり、会話はバッチリです(笑)」

「外に出ていくのが好きで、『やりたい!』と思ったことにはすぐに手を出しちゃいます。PMIでの研究会活動も、その一つですね」
会社のPM育成プログラムを通じてPMP資格を取得したことをきっかけに、PMIの研究活動のことを知りました。「おもしろそう、やってみたい!」と感じたそう。活動開始から3年、石井さんは現在、研究会の副代表を務めています。

また、困りごとを相談しあえる場として、社内でのPM勉強会も発足しました。横のつながりを拡げ、情報が行き来するようになるといいなと考えています。

中堅の立場になり、若手社員の育成について意識し始めています。
「若手社員から、『あの人になら相談できる』と思われるようになりたい」人に恵まれ 、支えられてきたと語る石井さんだからこそ描く先輩像なのかもしれません。

ここまでの道のりを振り返り、こう語ります。
「どこかを目指してきたわけではなく、たまたまの出会いを重ねて、今ここにたどり着いています。人や環境に恵まれ、その時その時、『やりたい!』と思ったものを選んできているんです」
持ち前の好奇心とフットワークで、人とのつながりを大切に、これからもその行く先々を楽しんでいくであろう、石井さんです。

ライター:みねせりか グラフィックレコーディング:岸智子 インタビュー:浦田有佳里 

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