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紙の三角形
中村ますみさん

自分らしいキャリアを描き、「今が一番楽しい!」と言える私へ。

中村ますみさん

IT企業 プロジェクトマネージャー

文系学部出身後、大手IT業界のSEとして社会人生活をスタート。
転職後、IT企業のPMとしてのキャリアを重ね、2021年 PMP®取得。
ワークとライフの間に揺れた末、手に入れた「今が一番楽しい!」とは?

中村さんのコメント動画はこちら↓

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文系学部からIT業界へ。お客さまと共にありたい気持ちから転職

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大学では文系学部出身という中村さん、もともと数学が好きだったことや適性検査の結果も良好であったことから、システムエンジニアの職を選択しました。

最初に入社したのは、新卒だけでも200名にも上る国内の大手IT 企業。
プログラムの勉強をし、必死に仕事をこなしながらも、お客さまと接することに喜びを覚えます。
ところが、部署異動したことをきっかけにお客さまとの距離が遠くなり、次第に違和感を感じ始めたと言います。

その後、外資系のIT企業へ転職し、さらに地元の地方都市へ移住して現在の勤務先に就職。
今から6年前に子どもの中学受験をきっかけに東京事務所へ異動し、現在に至ります。

パッケージソフトウェアの導入・保守を行うという仕事柄、お客さまとの接点も増えました。
中村さんは東京からプロジェクトを統括しますが、メンバーのほとんどは別の勤務地に在籍しており、住む場所にとらわれない柔軟な働き方を実践中です。

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お客さまとの信頼関係の構築が第一。PMP®取得で、これまでの実践を更に確かなものに

「お客さまから『あなたたちに頼んで大正解だった』と、とても嬉しい言葉をいただきました」
中村さんは、お客さまファーストであることをいつも大切にしています。
それは、自分を犠牲に尽くすことではなく、お客さまと真摯に向き合い信頼関係を構築すること。
そのスタンスの先には、お客さまにとっての最良のパフォーマンスと、『大正解』という中村さんチームへの最高の誉め言葉があるのです。

これまで継続的にプロジェクトマネジメントに携わってきた中村さんですが、PMP®取得は今から1年前のこと。
会社からの要請をきっかけに講習会に参加後、試験にチャレンジし、社内第一号のPMP®保有者になりました。
PMP®での学びは取り組んできたプロジェクトマネジメントの延長線上にあるという印象で、これまでの実践の蓄積を更に確かなものとすることを感じたそう。
チーム内でのミーティングの際にもPMP®の学びを意識しながら話し、問題に対してフォローやアドバイスを的確に行えるようになってきたと言います。

中村さんが得意とするのは、計画を立てること・リスク管理を行うこと。
物事が思い描いた通りに進んでいくことに達成感を感じます。
「でも、計画を立てて、リスク管理を行って…これって、主婦の皆さんもしていることですよね?」
女性たちに潜むマネジメントのポテンシャルを信じ、PMの考え方を広めていきたいと考えている中村さんです。

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「今が一番楽しい!」――管理職であることを手放して、手にした暮らしとは?

「今が一番楽しい!」――管理職であることを手放して、手にした暮らしとは?

「管理職であることを手放しました」
かつてはPMと併行して、管理職としての役割を担っていましたが、プレッシャーに押しつぶされそうになっていたと言います。
「もっと早くからPMP®を知っていれば、また違う未来があったのかもしれない…」――そう中村さんは呟きます。

けれど、中村さんは今、仕事と子育てに追われていた頃には見えなかった景色の中にいます。
例えば、ミュージカルやコンサートの鑑賞など、自分の時間を持てるようになったこと。
家族と一緒に過ごすことが増え、子どもとゆっくりとコミュニケーションが取れるようになったこと。
「今が一番楽しい!」と言いながら浮かべる穏やかな笑顔は、あの時の選択が間違いではなかったことを物語っているようです。

時代は移り変わりました。
女性たちには、何かを犠牲にしながらではなく、パートナーや周囲と協力をしながら、自分らしいキャリアを構築してほしいと期待している中村さんです。

一方で、中村さん自身も、常に新しいことにチャレンジしたいという思いを持ち続けています。
「日本各地を旅しながら働いてみたいです。PMのスキルは、どこへでも持っていけますから!」
そう語る中村さん、この先もずっと「今が一番楽しい!」という日々が続いていきそうです。

ライター:みね せりか グラフィックレコーディング:岸 智子 インタビュアー:永合 由美子

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