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紙の三角形
知念久美子さん

PMの学びで得た俯瞰力で、未来を見据えて今を生きる

知念久美子さん

外資系検査薬メーカーのマーケティング担当

学生時代をオーストラリアで過ごし、自然と学びに触れた9年間ののち、現職へ。
大規模な組織改編をきっかけに、PMP®を取得。
自身のライフステージの変化の中で揺れながらも、少し先の未来を見据えます。

知念さんのコメント動画はこちら↓

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海外留学、仕事に生きる日々、そしてライフステージの変化へ。

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中学卒業後に単身で日本を飛び出した知念さん、高校・大学時代をオーストラリアで過ごします。
大学では理工学部に所属し、鉱学やバイオメディカルサイエンスを学びました。
就職の時期、縁あって現在の会社と出会い、日本へ帰国します。

営業部署で専門知識を駆使した現場サポートを担ったのち、本社へ異動しマーケティングの部署へ。
営業時代に取り扱っていたものとは異なるラインの製品群の担当になったこともあり、未経験のことや難しい案件に頭を悩ませます。
しかし、周囲の人に助けられながら、必死に勉強をして、徐々に力をつけていきました。
途中、アジア拠点であるシンガポールでの勤務にも携わります。

出産・育休を経験し、現在は2歳になるお子さんのママに。
「以前は出張や残業なども多かったですが、産後はなかなかそうもいかなくなり…。働き方も大きく変化しました。」
保育園へのお迎えの時間から逆算して優先順位をつけながら仕事をするなど、メリハリのある働き方を意識するようになりました。

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大規模な組織改編をきっかけに、PMとしての一歩を踏み出す

所属する会社ではポストコロナを見据えた大規模な組織改編が行われ、様々な変化が生じています。

そのひとつが、プロジェクトマネジメント部の導入。
新設されたプロジェクトマネジメントを担う部署のメンバーと他部署の選抜メンバーがPMPを学び、資格取得をしました。
知念さんも2021年12月にPMP®を取得し、その学びを現在の業務に活かしています。
以前よりも業務全体を俯瞰できるようになり、目的に意識が向くようにもなったと言います。

一方で、難しさを感じる場面も。
「今回の組織改編で目指しているのは、担当者・責任者へ知識や業務が属人化する状況を変えていくことです。プロジェクトマネジメントの考え方やネットワーク型の働き方が定着する過渡期にあるため、目指す姿とこれまでのあり方とのギャップに混乱している人も多いです。」
PMP®保有者となった知念さんは、会議はファシリテーションを行うことに徹し、業務を自分ひとりで抱え込まずにチームに分散することを心がけているそうです。

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世界へ羽ばたく日を見据え、今を大切に生きる

世界へ羽ばたく日を見据え、今を大切に生きる

組織改編によって従来のヒエラルキーが崩れ、今後のキャリアパスが想定しづらくなるという影響も。
子育てのスタートというライフステージの変化も重なり、知念さんはこれからの働き方や暮らし方に対して、ぼんやりとした不安を抱えています。

そんな折に出会ったのが、PMIの女性コミュニティ。
社外の働く女性たちとの交流の中に、生き方のヒントを見出せるのではないか…と知念さんは期待します。
ソーシャルセクターでの活動にも関心があるため、持ち前の語学力を活かしての通訳や翻訳などで自分が役に立てるシーンを模索しています。

今は迷いの只中にいるという知念さんですが、目線のもう少し先にある展望をこのように描いています。
「日本では今年や来年のことを考えている一方、製品開発も担う海外の本社では5年先や10年先を見ています。そんな本社での仕事にチャレンジしてみたいです。」
PMP®の学びを契機に先を見通す視野を手にしてきた、知念さんならではの展望――実現する日を楽しみに、今という時間を大切に紡ぎます。

オーストラリアから日本に帰国し、自然の中に身を置くことが大好きだったと気づいた知念さん。
趣味は登山ですが、シンガポール勤務や出産・育児と、ライフスタイルが変化してからは、残念ながら登りに行けていないということ。
子どもと一緒に登山できる日へと思いを馳せながら、休みの日は広い公園にシートを広げ、今だからこそ過ごすことのできる子どもとの時間も満喫している知念さんです。

ライター:みねせりか グラフィックレコーディング:岸智子 インタビュアー:小川原陽子

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