紙の三角形
森彩花さん

プロジェクトマネジメントは、
様々なスキルの集合体!
三方よしの精神で、
バランス感覚を大切に。

森彩花さん

化学メーカーで工場設計・建設の
マネジメントチームに所属

国外プラントの配管・設計に携わる部署では、海外赴任なども経験し、
現在は、化学メーカーで工場設計・建設のマネジメントチームに所属
汎用性あるプロジェクトマネジメントを習得しつつ、技術者としても活躍されています

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「建設後のその先を見てみたい」ーー製造側からオーナー側への転身

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化学メーカーで工場設計・建設のマネジメントチームに所属する森彩花さん。

高校時代に宇宙開発へ興味を持ち、大学は工学部機械工学科を受験。
大学院まで金属組織についての研究を行い、就活期を迎えます。

東日本大震災を契機にエネルギー問題に関心を寄せたこと、海外での仕事にチャレンジしたいと思ったことから、プラント建設会社へ就職します。
最初に所属した国外プラントの配管・設計に携わる部署では、海外赴任なども経験し、刺激的な日々を過ごします。
100名強のメンバーの中で、女性は森さんただひとり。
「大学の頃から女性の少ない環境が当たり前になっていた。どうと感じることもありません」と話します。

国内メーカー向けプラントのプロジェクト部署へ異動してからは、お客様であるメーカー側との接点も増えました。
建設後のプラントは森さんたちプラント建設側の手を離れてしまい、その先を知ることができません。
「次はプラントのオーナー側の立場を見てみたい」という思いが頭をもたげ、転職活動を始めました。

その後、化学メーカーへ就職して、現在4年目。
プラントの建設側からオーナー側へと立場が変わったことで、仕様の決定から実際の運転にまで関わることになり、
ゼロベースから何かを構築するおもしろみを味わいました。
ただ一方で、事業として着手するまでの道のりの遠さを知ることにもなります。
転職後しばらくは空振り続きでしたが、
現在、森さんが開始時から関わっているプロジェクトが工事に着手したというところです。

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割り切りも肝心!いかに調整するのかが、PMの腕の見せ所

プロジェクトには10名程度のメンバーが関わっており、
森さんはマネジメント部署の一員としてプロジェクト全体の調整を担います。

初めて担当するプロジェクトは、「うまくいかないことばかり!判断、判断の連続です!」と森さん。
かつて森さんは、「何事も自分の努力で何とかしなければならない」と考えていました。
しかし、同僚から「自分の力でどうしようもないことは、どうしようもない」という言葉をもらってからは、
割り切って考えられるようになりました。
コロナ禍で納期に間に合わないのも、コストがかさむことも、どうしようもない。
それなら、どのように帳尻合わせをしていくのか?ーーここがプロジェクトマネージャーの腕の見せ所です。

そんな森さん、プロジェクトの醍醐味を「いかに落としどころを見つけるか、帳尻合わせをするか」だと
話します。
予定通りに物事が進まないときには相応のストレスはかかります。
それでも、「トラブルはお祭り」というパワーワードが飛び出るほどに、
森さんは今、逞しくプロジェクトを見守っています。

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様々な人と学びとの出会いの中で、人生100年時代を拓いてゆく

様々な人と学びとの出会いの中で、人生100年時代を拓いてゆく

仕事では「三方よし」を心がけ、関係先とのバランス感覚をとても大切に考えています。

一方、プライベートでもその調整力を発揮。
コロナ禍での暮らしの中、健康のためにトレーニングを始めました。
また、趣味の観劇や旅行も、少しずつ再開しています。
職務上自分で管理できることが増えてきたことで、ワーク・ライフ・バランスは以前より取りやすくなってきたと言います。

事業規模の大きな1社目から現在の会社へ転職した際、「プロジェクトの管理を学べば、ここでの仕事をもっとよくできる」と感じたことが、プロジェクトマネジメントを学び始めるきっかけでした。
森さんは、「プロジェクトマネジメントはあらゆるスキルの集合体であり、様々な分野で汎用性があるもの」
だと考えています。
それをしっかり身に着けたうえで、技術者としては「これだ」というスキルももっておきたい。
最近は、食や健康などの身近なことで貢献をしていきたいという思いも芽生え始めています。

「今は【学校で学びたい】という思いが強いです」と話す森さん。
特に女性の少ないフィールドにいることもあり、
これからの人生を描くためのロールモデルを見つける必要性も感じているのです。
人生100年時代をどのように生き、これから何をやっていきたいのか
ーー人と出会い、共に学ぶことのおもしろさを噛み締める森さん、この先のご活躍がますます楽しみです。

ライター:みねせりか グラフィックレコーディング:岸智子 インタビュアー:浦田有佳里