


企業や文化、国にすらしばられない、フリーランスのプロジェクトマネージャー
保坂藍里さん
フリーランスPM
<English below>
埼玉県出身。高2でアメリカへ留学し、大学進学のタイミングで再び渡米。さらに大学在学中にはヨーロッパへ留学するなどグローバルに学びました。プライベートでは、常に複数の趣味があるというアクティブさで、旅行、スノーボード、ゴルフ、スキューバダイビングなどさまざまなスポーツをマルチに楽しみながら過ごしています。
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ダイバーシティを求め、世界に飛び出した学生時代

アメリカの大学を卒業後、さまざまな業界で経験を積んできた保坂さん。現在はフリーランスの基盤作りを進めながら、住宅リフォーム工事の施工管理についても学んでいます。
このようなワークライフスタイルに至るには、学生時代の海外経験や、外資系企業でのキャリアが地続きとなっているようです。
「そもそも暗記してナンボの受験勉強に疑問を抱いていました。それでも高校は進学校に入学しましたが、多様性のない環境と生活に『このままでは自分が失われてしまう…』と激しい危機感を抱き、学外の交換留学プログラムに応募。幸い、留学費全額免除の奨学金にも合格できまして」
高校2年生の1年間をアメリカで過ごしたのち、進学先もアメリカの大学を選択。大学3年次には、ヨーロッパにも留学したそうです。大学卒業後はそのまま1年間のインターンシップを経て、日本に帰国。以来、外資系企業の日本支社で主にキャリアを積んできました。

日本と海外を結ぶ、ハブのようなプロジェクトマネジメント

携わった業界は、教育、広告、WEBメディアなどさまざま。ですがこれまでのキャリアには共通点があり、それは“日本と海外との橋渡し”でした。言語だけでなく、文化やビジネス習慣の違いも調整しながら物事を進めていく、オーケストラの指揮者のような役です。
「0から1というよりも、既存の”1”をサステナブルに拡大していけるようにしていくポジションが多く、新規事業や業務効率化に携わりました。プロジェクトマネージャーという立ち位置を意識したのは、社会人2~3年目。これまでの実績を自分なりに棚卸ししてみたときでした」
そこで保坂さんは、ゴールに向かってタスクを分解し、計画・推進していく、まさにPMの動き方が得意だと気付きました。そんな中、前職の日本支店がクローズするというニュースが飛び込みます。とはいえこれまでも、世界中に散らばるチームメンバーと離れてひとり東京オフィスで働いていたため、「独立してもやっていけそう」と思えたそうです。
今後は、ビジネスアナリシス、業務効率化、保坂さんが個人へのアカウントマネジメント(顧客窓口)など、パートナー企業のニーズに合わせつつ、本格的にフリーランスとしてなりつつ、資金のある大手とスタートアップの橋渡しとなるようなポジションでのビジネス展開仕組みを考えているそうです。
ところで、なぜ今リノベーションの勉強を?
「“Japandi=ジャパンディ”という、日本と北欧の要素を掛け合わせたインテリアのコンセプトがあるのですが、このように”和と洋”、”今と昔”、”伝統とモダン”といった多様性を含むコラボレーションに興味があって。また、リノベーションを学べるクラスを見つけたことが重なって。たまたま独立の準備とクラスのスケジュールのタイミングが合ったことから、並行で勉強をしてみることにしました」

軽やかにプロジェクトを渡り歩く、フリーランスのPM

