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紙の三角形
久保佳子さん

「PMBOK®が私のキャリアを支えてくれた」。プロジェクトマネジメントの魅力を社内展開する伝道師

久保佳子さん

グローバル展開する製造業グループのIT会社
品質保証課 主任技師

新卒で建築技術系コンサルティング会社に就職したのち、複数社で品質保証部門を経験。プロジェクトの炎上を機にPMBOK®と出会い、「もっと多くの人に知ってほしい」と、現職では社内でPM教育を展開中です。趣味は美術鑑賞や世界旅行と世界の料理を楽しむこと。感性を養う時間を大切にしています。

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品質保証部門での経験と、PMBOK®との出会い

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人には人それぞれのキャリアがあります。久保さんも、これまでさまざまな挫折や模索を繰り返しながら社会に参画してきました。

久保さんの出発点は、大学で学んだ建築学でした。しかし、就職氷河期の荒波にさらされて希望通りの就職は叶わず、建築技術系コンサルティング会社に就職。さらに配属はソフトウェア部門だったため、プログラムを書くところからキャリアがスタートしました。

激務の末、品質保証部門への異動を希望した久保さん。品質畑ではPMOを兼任することが多く、PMBOK®の知識が業務に直結するのだそう。ISO9001といった品質マネジメントシステムのプロセス定義などに従事し、今につながる経験を重ねてきました。

大きなターニングポイントになったのは2007年ごろ。担当したプロジェクトで炎上を経験した矢先、PMBOK®が広く注目され出したこともあり、勉強し始めました。「もっと早くこれを知っていたら、こんなことにはならなかったのに」という反省と同時に、このエッセンスをなるべく多くの人に知ってもらいたいと強く思ったきっかけにもなりました。

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PMBOK®がキャリアの軸に

最初の会社を退職した後は、家庭の事情によるUターンや複数回の転職、再度の上京を経て、2017年に現職へ。現在は親会社のシステムのノウハウを活かしたグループ会社(IT部門)で、システム開発業務のプロセス改善、品質向上、標準化に携わっています。

「私のキャリアは、本当にハチャメチャだったんです。でもPMBOK®の知識とPMP関係の繋がりが私を守ってくれました」と久保さん。品質保証の資格とPMPを組み合わせると、特に中小規模の会社では当時珍しいスキルセットでした。PMPを持っていなければ、まったく違った人生になっていたとも語ります。

これまでの経験から、現職ではプロジェクトマネジメントのガイドラインを作ったり、講師を担当したりと教育体系作りに尽力している久保さん。ビジネススキルのひとつとしてPMBOK®の存在を伝えるべく、数年がかりで教育制度を社内展開。社内教育の取り組みには、大きな反響がありました。

「これまでの失敗の執念というか。時間はかかりましたが、実施できて報われた気持ちです」。久保さんは、照れながらもそう語ります。

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「プロジェクトマネジメントに恩返しがしたい」と普及に貢献

「プロジェクトマネジメントに恩返しがしたい」と普及に貢献

PMIではプロジェクトマネジメントの更なる理解とセカンドキャリアを見据えて「ソーシャル・プロジェクトマネジメント研究会」に参画し、チームでコミュニティマネジメントを研究中。仕事として活用できる部分がありつつまだ未知数と語りながらも、社会課題解決に向けたプロジェクトマネジメント活動に関心を寄せています。

「私のキャリアは一見すると脈絡がありません。紆余曲折がありましたが、PMBOK®の知識があったからこそ今があります。また、PMIでの活動を通じた出会いや学びが、仕事だけでなく人生全体に大きな影響を与えてくれました。プロジェクトマネジメントの知識は、さまざまな立場の人に役立つもの。それぞれの立場や役割に合わせて伝え方を変えれば、多くの人が健康的に、そして楽しく働くための助けになると信じています」

久保さんのキャリアは確かに一枚岩ではありませんでした。しかし専門知識がいかに個人の成長と組織の発展に貢献できるかを示す、充実のキャリアモデルともいえるでしょう。さながら伝道師のような、久保さんのポジティブなチャレンジは続いていきます。

ライター:安藤未来 グラフィックレコーディング:岸智子 インタビュアー:菊池由美子

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