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紙の三角形
織田美穂さん

執行役員として、プロジェクトマネージャーとして。社会課題の解決に寄与しながら次世代へとバトンをつないでいく

織田美穂さん

コンサルティングファーム 執行役員

大学卒業後、新卒で外資系のコンサルティングファームに入社後、日系コンサルティングファームに転職。
公共公的機関に向けた幅広いコンサルティングを担い、現在は執行役員という立場で経営サイドからも社会課題にアプローチしています。

織田さんのコメント動画はこちら↓

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「マネジメントってなんだ…?」PMの原体験は、大学時代のマネージャー

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「特に大きな野望や夢があるわけではなく、ごく普通の学生生活を送りました」。そう話すのは、日系コンサルティングファームで執行役員を務めながらもプロジェクトマネージャーとして活躍している、織田さんです。

「マネジメント」と最初に出会ったのは、大学時代。
ラグビー部のマネージャーを務めることになった織田さんは、「選手たちは、マネージャーがいなければ成り立たないのではないか」と気付き、“マネジメントとは何か”という疑問にぶつかりました。

表舞台に出ない立場でありながら、組織の存在を成り立たせている影の立役者――。
就職でたまたまコンサルティングの世界に飛び込んだ織田さんがふと過去を振り返ると、ラグビー部でのマネージャー経験は、まさにプロジェクトマネージャーとしての原体験となっていました。

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PMBOK®を活用しながら実務経験を重ね、PMPを取得

顧客やその業界全体が、良い方向に転換していく場面に立ち会えることに魅力を感じ、新卒でコンサルティングファームに入社した織田さん。5〜6年ほどでPMになり、プロジェクトをより広く見渡せるようになりました。
「変化を遂げつつ、ゴールイメージにしっかり近づいている瞬間を一緒に伴走できることが、とても嬉しい」と話します。

また、顧客は公的機関のために異動が早く、熱い想いを共にしたクライアント側のキーマンが突如配置換えになってしまうリスクも。
「今のこの想いを形にしておかないと、大変なことになる」。危機感を抱いた織田さんは、PMBOK®の「プロジェクト憲章」を活用することにしました。

「拠り処=プロジェクト憲章を設定して進めた数年前の案件で、その仕組みが今もまだ続いていると知ったときは、とても嬉しかったです」。

PMでの実務経験を着実に重ねていた2013年、PMPを取得。その後もPMBOK®の改版とともに勉強を進め、特に7版で語られていたテーラリングについては「大共感の嵐でした」と、新しい手法のキャッチアップに余念がありません。

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少しでも良くなった社会を次世代につなぐために

少しでも良くなった社会を次世代につなぐために

日本企業でも経営陣に女性が名を連ねることがようやく当たり前になってきた昨今、織田さんはどのような思いで会社の執行役員に就任したのでしょうか。

「私自身が“なってみたい”と思いました。そもそも公的機関に向けたコンサルティングを行っている理由は、社会課題の解決に寄与したいという想いが原動力。同じ志を持つ人が経営側に集えば、リーチできる社会課題が増えるはずだと考えました」。

また、コンサルタント=激務という印象が強いですが、最近はずいぶん状況が改善されたそう。負荷が最も高いPMも、「自分で時間をコントロールできる権利をうまく活かしてほしい」と語ります。
そんな織田さんは以前スキューバダイビングにハマり、よく潜っていたそうです。「だって海に潜ると誰からも連絡こないですしね」と、おちゃめにほほえみます。

「次の世代に、少しでも良くなった社会を渡していきたい。あなたたち一体何をしていたの?と言われないよう、日々仕事に向かっています」。
執行役員として、PMとして。織田さんの瞳には、少し理想に近づいた社会の未来が見えているのかもしれません。

ライター:安藤未来 グラフィックレコーディング:岸智子 インタビュアー:浦田有佳里、小境 彩子

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