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紙の三角形
馬島諒子さん

周囲の人に良い影響をもたらしたい――。とある“大きな野望”を抱くプロジェクトマネージャー

馬島諒子さん

官公庁向けSIer

新卒で官公庁向けシステムを担うSIerに入社。プロジェクトマネジメント専門の部門でリーダーとしてのキャリアを重ねます。2023年8月に、会社から推奨されていたPMP試験合格。趣味は、プロジェクト管理が必要なバラの栽培と、心を癒やす美術鑑賞

馬島さんのコメント動画はこちら↓

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大規模プロジェクトに携わりたくて選んだ会社で、プロジェクトマネジメントに出会う

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大学で工学部に進学した馬島さんは、通信工学を専攻。学部生ながら学会発表にも参加するなど、研究活動にのめりこむリケジョでした。

社会インフラや大規模なシステム開発に携わりたいという思いから、新卒で官公庁向けのSIerに就職し、プロジェクトマネジメントを担う部門にアサインされました。入社2年目からPM補佐を、その後は5人ほどのチームリーダーに。現在は入社6年目で、より大きな複数のチームを取りまとめる立場になっています。

リーダーとして段取りを決定し、自分よりキャリアの長い相手に作業を依頼する。気持ちよく仕事をしてもらうために、相手の心に寄り添った声かけを意識し、試行錯誤を重ねています。

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PMPの勉強を通じて、目指すプロジェクトマネジメントの在り方を確信

若くしてリーダーを務めるにあたり、ジェンダーバイアスへの戸惑いもあったそうです。しかし馬島さんは、この逆境をポジティブに捉えます。「女性が少ないからこそ、顔と名前をすぐに覚えてもらえます。わからないなりに発言したり、ちょくちょく顔を出したりして、何かあったときにすぐに思い出してもらう。女性であることはメリットでもあるんです。」

部内では、反面教師となるマネジメントも見聞きしました。
たとえば、「いつできるんですか?」とPMがプレイヤーに問うことは、果たしてマネジメントといえるのでしょうか。

その後PMPを勉強した馬島さんは、メンバーが困っていることに手を差し伸べるサーバントリーダーシップの考えにふれたことで、「私が目指しているPMってこれなんだ」と感銘を受けたといいます。経験や勉強という実践を通じて、理想のマネジメントの輪郭を確かなものにしていきました。

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「世の中が良くなる活動に従事したい」という大きな軸

「世の中が良くなる活動に従事したい」という大きな軸

「プロジェクトマネジメント協会の女性コミュニティに入ったことで、あらゆる世代のPMと出会うことができ、新鮮な刺激をもらっています」とほほえむ馬島さん。今後は個人としての活動を増やし、自己肯定感を高める発信や、女性だからこそ気付ける社会課題を見つめていきたいと意気込みを語ります。

そして控えめにはにかみながらも、最後にはさらに大きな志を教えてくれました。
「実は、昔から『政治家になりたい』という気持ちを抱いています。もっともっと、女性の政治家は増えてほしい。だから私も、世の中を良くする活動をより大きなスケールでできたらいいなと思っています。」

本業だけでなく、プライベートの活動でも積極的に人と関わり、周囲に良い影響を与えられる人でありたい――。馬島さんはこれからも、歩み続けます。

ライター:安藤未来 グラフィックレコーディング:岸智子 インタビュアー:小川原陽子、浦田有佳里、菊池由美子

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